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| 12.タバコの主成分 |
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相談者:34歳 女性 中学校養護教諭
中学校で禁煙運動を推進するため、青少年のための禁煙プログラムの立ち上げを計画中です。タバコに含まれる成分について教えてください。 |
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タバコの煙の中には、四千種類以上の化学物質が含まれており、このうち二百種類以上が有害物質とされています。それが、タバコを「毒物の缶詰」とよぶ所以(ゆえん)です。その代表的なものが、ニコチン、一酸化炭素、タール(ヤニ)です。
ニコチンは依存性を引き起こすため、タバコ禁断症状の元凶と言えます。そのほか、血管収縮や動脈硬化を促進させる作用があり、血圧を上げ、脈拍を早めます。また、直接摂取した場合、その急性毒性は強く(タバコ約3本分のニコチンが致死量)、わが国では劇薬の指定がなされ、殺虫剤や殺鼠(さっそ)剤の原料として使われています。
一酸化炭素は血液の酸素を運ぶ力を弱めるため、肺や体のあらゆる組織を酸素欠乏状態にさせます。そのほか、血管の内膜を傷つけ、ニコチンと同様に、動脈硬化を促進する作用があります。
タール(ヤニ)の中には、約40種類以上の発ガン性物質を含む微粒子が含まれており、肺の組織にたまり、肺癌発生の元凶となります。
そのほかに、タバコの煙の中には、大気汚染の原因物質である窒素酸化物(NOx)、イタイイタイ病の原因となったカドニウム化合物、シックハウス症候群で問題となったホルムアルデヒド、和歌山カレー殺人事件で使われたひ素、ごみ焼却で発生するダイオキシンなどもふくまれています。
タバコのフィルターは、これらの有害物質を取り除いてはくれません。ですから、「安全なタバコ」は存在しないのです。
ですから、タバコは吸えば吸うほど、体はタバコの煙の餌食になってしまうのです。 |
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